被災地支援をしてたので、忙しかったです。
改めて、郷土料理研究家(?) 初鹿野浩明です。
今回ご紹介は、酒造用精米の専門店です。
株式会社ライスミル さん
ホームページはこちら
http://www.choshinet.or.jp/~irm/
ここも、ちょっとお手伝いをしています。
ここのライスミルさんは、
一般のお米の精米もしてますが、
ここの大きな特徴は、これだ!!!
精米度35%の山田錦
山田錦というのは、日本酒ファンであれば知らない人はイナイというチョーブランド米です。
どんな米でも日本酒は作れます。
しかーし、
美味い日本酒用の米といえば、
5百万石か、山田錦かと云われています。山田錦の方が上位ランクかな?(好みもあるでしょうが)
その、山田錦を精米すること 35%
普通の精米は90%~95%の精米度ですから、
なんと気の遠くなる話なのか。。。。
一般のコシヒカリと見比べると、
コシヒカリ(左)と山田錦(右) |
左から
精米したコシヒカリ
コシヒカリの玄米
山田錦の玄米
35%精米した山田錦
コシヒカリの方は、普通に精米したものです。
山田錦の玄米をよく見ると、真ん中が白いのがわかりますか。
これが山田錦の でん粉 部分です。
大吟醸酒には、この白い部分だけを使います。
大吟醸酒には、この白い部分だけを使います。
この玄米を
磨いて、磨いて、磨いて、磨いて、、、、、、
磨き続けること、
80時間!!!!
80時間だよ!!!
3日以上!!!
途中で休むと、米が砕けてしまうので、一度作業が始まると、機械を止められないそうです。
そして、
中心の白いでん粉部分を磨き出したのが、
写真一番左の酒造用山田錦です。
この小さく、小さく、小さくなった
精米度35%山田錦を使った酒が
大吟醸酒と呼ばれるものです。
このライスミルさんは、茨城県の酒造メーカーの7割に酒造用精米を提供している企業です。
ちなみに、この大吟醸用山田錦の糠(ヌカ)がこれ!
真っ白です。ピントが床にあってます。m(_ _;)m
このヌカを握ると、キュッ!キュッ!と軽い音がします。
純度が高く、細かいと、この音が聞こえます。
ヌカというよりも、コーンスターチのようです。
社長さんにお会いして、この大吟醸用山田錦を炊いて食べたらどうなるのか?聞いてみました。
不味いそうです。
普通にご飯として食べるときは、山田錦よりコシヒカリの方が美味いんですって。。。
やっぱり、餅は餅屋に焼かせろ
ですね。
酒専門の米は、酒に使うのが良いのでしょう。
茨城県には、小さな酒造メーカーが沢山あります。
最近は、若者の日本酒離れが進み、日本酒メーカーが廃業に追い込まれています。
本当に美味い日本酒は、本当に旨いぞ!
みんなも日本酒を飲むようにしようよ!
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