2011年12月23日金曜日

四方山話(儲かる商売は2:経営者の行動特性)

今、どんな商売が儲かるのよ?
とか、
儲かる商売は何ですか?

と、、、よく聞かれます。

う~ん
今、だれがやっても、儲かる  という商売は無いですネ。

でも、そんな中、儲かっている会社はあります。

何が違うのだろうか?

儲かってる(繁盛している)会社と、そうではない会社、との差は何だろう?
その差は、歴然としてあります。

経営トップ、いわゆる社長さんの行動特性がずいぶん違うのを感じます。

今までお会いした中小企業の社長さんの中で、
「ああ!伸びてる企業だな」と感じ人に共通する点は、

①とにかく速い
 決断が速い、行動が速いです。あれよ、あれよという間に、事が進んでいるという特徴があります。家族を引っ張り、従業員を引っ張り、走っていく。独裁者と呼ばれ、わがままと言われても、どこ吹く風‥‥
 中小企業の社長は、独裁者とか、わがままと言われるくらいでちょうどいいかと思います。よく言えば、強いリーダーシップともいえます。
 ただ、時々、あまりに早すぎて、資金ショートを起こすので、そんな時がボクの出番になり、適切な投資時期を計算したりします。

②顧客志向と利益のバランス感覚がよい
 儲けることだけを考えていうるのではなく、常にお客様の立場でモノ(自社の製品・サービスなど)を見ています。なんか当たり前のことを書いているようですが、なかなかできない方が多いです。
 たとえば、儲ける事ばかり考えていると、お客様は、逃げます。ところが、別な例では、「お客様のために値段を下げて販売する」って、平気で言う社長さんもいます。儲からなかったら、商売が続かないでしょう。それに、働く従業員の給料も払えなくなってくるし‥‥
 お客様のメリットを考え、さらに、自社のメリット(儲かる仕組み)を考える。このバランスがキチンとできて、顧客を呼び込めて、利益がでるようになります。ボクは、「どうやったら、値段を上げてもお客様が喜んで買ってくれる方法を考えてください」と言います。

③情報収集力が高い
 アンテナが高いといいましょうか。やはり、伸びている企業の社長さんは、その業界の通人ですよね。驚くほど詳しいです。
 ボクは、しょせん経営コンサルタントなので、その業界のプロではありません。ボクは、浅く、広くというスタンスです。言い訳?
 情報収集力が高いということは、顧客ニーズの把握も早く、かつ、正確です。また、仕入れや、業界の流れ・方向性分析も、より確実になっています。ようは、②のバランス感覚をよくするための、基本的情報をキチンと吸収しているんですね。
 

こんな行動特性を持っている方なので、ポジティブであり、前向きなのかと感じます。
だから、顧客をはじめ、従業員や業者もついてくる。

繁盛するというのは、情報が集まり、モノが集まり、人が集まり、金が集まることです。

儲かる商売が、ある、ない
ではなく、
商売を儲けさせることが、できる、できない
かと、思います。











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