2011年5月23日月曜日

萌酒(染谷酒店:茨城県常総市)

社長さん ゴメンなさい m(_ _;)m

ボクにはこの感覚はついていけないです。

萌酒(染谷酒店)

萌酒(もえざけ、もえしゅ:どっちだろう?)といいます。
染谷さんの仲間がOEM(相手先ブランド)で作り上げた、プライベートブランドの酒です。
実際に醸造している酒蔵は、酒造メーカーとしては、旨い酒を作る有名なところです。

本当にこんなの作っちゃっていいのだろうか?
キャラクタードールのイメージに合わせた日本酒なんだってー

遅くなりました。
自称 郷土料理研究家(?) 初鹿野浩明 です。

ここの社長さんは、かなりユニークな人です。話をしていて面白いですね。
出会えたことが嬉しい人っているじゃあないですか。
その中の一人が、ここの社長さんです。

お店の外観は、
こんな感じ。。。。。。。。。。。。

染谷酒店(外観)
ミニの着物を来たイメキャラが待っています。
「おじょ」という名前だと記憶してます。

数年前、飲食業研究会の集まりがアキバであった時、
メイド喫茶というのが流行ったという話を聞いて、
一度、入ってみたいと、メイド喫茶の前で一時間位悩んだのですが、
とうとう、足がすくんで入れませんでした。
精神修行が足りません。。。。。
ジャンル(専門)が違うのでしょう。。。たぶん。。。

ここのお店は、真面目な(?)お酒もあります。
それはこちら↓

まじめ(?)な日本酒とまじめ(?)なワイン By 染谷酒店

奥の冷蔵庫は、ノン紫外線ライトのついた吟醸酒用冷蔵庫です。
真面目ですね。ちゃんとした(?)日本酒です。

古くからの酒屋さんは、一般的に経営が苦しいです。
酒の販売は、西暦2000年頃、日本の某総理大臣が、改革と称して、規制緩和をしてくれたおかげで、大型店、ディスカウントショップ、スーパー等に押されているからです。
規制緩和のおかげで、廃業に追い込まれている業種は、酒の販売関連業種だけではありません。米屋もそうですし、商店街の中小企業は、ほとんどがそうです。

それに対して、ここ、染谷酒店さんは、独自路線を打ち出し、大手企業に向かって立ち向かっています。スゴイ努力です。
また、中小企業同士の連携とか、顧客の囲い込みとか、ありとあらゆる手段を駆使しているお店です。

ボクは、萌酒の価値がよくわかりませんが、ここの社長さんの生き様は見習う価値があると思います。

うなぎの白焼き(松のぶ:茨城県大洗町)

自称 郷土料理研究家(?) 初鹿野浩明です。

大洗町は、ボクが住んでいるひたちなか市と、那珂川を隔てて対岸にあります。
一般的に大洗というと、海のそばだから、海産物が有名かと思うでしょうが、が、が、が、、、、

大洗町は、南は海ですが、東は「那珂川」、北は「涸沼川」、北西は「涸沼湖」と、二つの川と、沼湖に囲まれた、陸の孤島です。

というわけで、川魚料理の店があります。
うなぎ、どじょうはモチロン、しじみ、ハゼ、川エビ、などなど、、、幻と言われるモズクガニも獲れます。汽水なので、鮎とか岩魚は、獲れません。もっと上流の方ですね。

今回は、川魚の代表格「鰻屋」さんを。。。
ここ、 「松のぶ」さん



ボクが、いつも注文するのは、これ、、、



うなぎの白焼きです。
以前、某うなぎ屋のご主人と話しをした時に、
「うなぎは、その店の井戸水を食べさせる」のだとか。
川で獲れる、養殖でもいいけど、、、
うなぎの味が決まるのは、
仕入れた うなぎ をどの水を使ってシメルか、
が大切なんだって。。。
高台にある、鰻屋の水は旨い。
だから、高台にある鰻屋のうなぎは旨いのだそうだ。

奥が深い話です。

そっ言えば、このお店も、大洗の高台にあり、
いつも、うなぎを井戸水でしめています。

なるほどwwwww

なんとなく分かる気もする。
材料、水、そして、職人の腕前が料理のできあがりを決めると言われています。





2011年5月6日金曜日

たまご その2(金久保養鶏場:茨城県常陸大宮市)

自称 郷土料理研究家(?) 初鹿野浩明 です。

GWは、ずっと仕事をしてました。データー整理です。
母曰く 「怠け者の節句働き」
というのだそうです。この時期、働けることは、とてもいいことです。


今回は以前に紹介した、金久保養鶏場(かなくぼようけいじょう)さんを再紹介です。

そうです。知る人ぞ知る。行列のできる自動販売機のたまご屋さんです。

前回はこちら↓
http://hatsukano-hiroaki.blogspot.com/2011/03/blog-post_04.html

今年7月頃、金久保さん家の たまごのお店 を建設する計画だったのですが、
東日本大震災の影響で、建設が延期となりました。
残念です。。。(;O;)

でも、新商品というか、新しく「タマゴの宅配サービス」を始めました。

これです。

金久保さん家のたまごのお店(化粧箱入り)

化粧箱入り。。。。。
面白いデザインですね。今年のお中元に使おうかしら?
中身は、というと、、、、こんな感じです。


生たまご25個×2段

25個×2段の50個入り。

タマゴを割ってみました。\(◎o◎)/!



見て見て見て!!!!!

金久保さん家のたまごは、黄身が盛り上がってるだけではなく、
白身も盛り上がってます
信じられない白身の張力です。

金久保さん家のたまご
恐るべし。。。(・・;)

こりゃ、取り合いのケンカになるのも、なんとなく解ります。

2011年5月4日水曜日

酒造用精米(ライスミル:茨城県行方市)

ブログ少しサボリ気味でした。。。。。

被災地支援をしてたので、忙しかったです。

改めて、郷土料理研究家(?) 初鹿野浩明です。

今回ご紹介は、酒造用精米の専門店です。
株式会社ライスミル さん 
ホームページはこちら
http://www.choshinet.or.jp/~irm/

ここも、ちょっとお手伝いをしています。

ここのライスミルさんは、
一般のお米の精米もしてますが、
ここの大きな特徴は、これだ!!!

精米度35%の山田錦

山田錦というのは、日本酒ファンであれば知らない人はイナイというチョーブランド米です。

どんな米でも日本酒は作れます。

しかーし、

美味い日本酒用の米といえば、
5百万石か、山田錦かと云われています。山田錦の方が上位ランクかな?(好みもあるでしょうが)

その、山田錦を精米すること 35%
普通の精米は90%~95%の精米度ですから、
なんと気の遠くなる話なのか。。。。

一般のコシヒカリと見比べると、

コシヒカリ(左)と山田錦(右)

左から
精米したコシヒカリ
コシヒカリの玄米
山田錦の玄米
35%精米した山田錦

コシヒカリの方は、普通に精米したものです。

山田錦の玄米をよく見ると、真ん中が白いのがわかりますか。
これが山田錦の でん粉 部分です。
大吟醸酒には、この白い部分だけを使います

この玄米を
磨いて、磨いて、磨いて、磨いて、、、、、、
磨き続けること、
80時間!!!!





80時間だよ!!!
3日以上!!!
途中で休むと、米が砕けてしまうので、一度作業が始まると、機械を止められないそうです。

そして、
中心の白いでん粉部分を磨き出したのが、
写真一番左の酒造用山田錦です。

この小さく、小さく、小さくなった
精米度35%山田錦を使った酒が
大吟醸酒と呼ばれるものです。

このライスミルさんは、茨城県の酒造メーカーの7割に酒造用精米を提供している企業です。

ちなみに、この大吟醸用山田錦の糠(ヌカ)がこれ!

真っ白です。ピントが床にあってます。m(_ _;)m

このヌカを握ると、キュッ!キュッ!と軽い音がします。
純度が高く、細かいと、この音が聞こえます。
ヌカというよりも、コーンスターチのようです。

社長さんにお会いして、この大吟醸用山田錦を炊いて食べたらどうなるのか?聞いてみました。

不味いそうです。
普通にご飯として食べるときは、山田錦よりコシヒカリの方が美味いんですって。。。

やっぱり、餅は餅屋に焼かせろ
ですね。
酒専門の米は、酒に使うのが良いのでしょう。

茨城県には、小さな酒造メーカーが沢山あります。
最近は、若者の日本酒離れが進み、日本酒メーカーが廃業に追い込まれています。

本当に美味い日本酒は、本当に旨いぞ!

みんなも日本酒を飲むようにしようよ!