2012年8月28日火曜日

ハゼの佃煮と鯉の旨煮(土蔵屋:茨城県行方市)

行方市の麻生町は、茨城県の佃煮発祥の地なのだ!
そんでもって、こんな石碑がある!
よくこんな資料持ってるよな。。。自分に感心、感心、、、
佃煮創業の碑(行方市麻生町 上羽神社内)

えーと、漢文読めないので、、、、
興味のある方は、拡大してね (^_-)-☆

普通、神社があるのなら、資料として神社の写真を撮るのに、佃煮の碑の写真を撮っていた自分が笑える。
神社の写真は撮ってないのよ m(T T)m

なになに、茨城の佃煮は、明治の初期ですか。。。。
発祥の一族(発祥の一族は、古河に引っ越したという噂もあるが。。。)と関係があるかどうか知りませんが、、、
ここいらの老舗の佃煮屋さんと言えば、
言わずと知れた 土蔵屋さん に行ってきました。
土蔵屋(行方市)

それから、やっぱり霞ヶ浦と言えば、ハゼの佃煮でしょう。
ハゼの佃煮(土蔵屋)

ちっちゃい! ハゼは天ぷらで食べるもんだと思っていたが、
こんな小さなハゼもいるのね。
当たり前だ! だれにだって、子供のころはある。。。
こうゆうのをゴロハゼって言うのかしら? わかりません。
ブログだから適当です。
かみ締めると、旨味がジワリ、ジワリと広がります。

ついでと言っちゃなんだけど、この辺りは鯉の生産地でも有名なんだよね。てなわけで、鯉の旨煮も買ってみた。。。。
鯉の旨煮(土蔵屋)

ああ! これ旨い!
ボクは、海岸育ちなので、川魚は苦手なんだけど、これは素直にウマイと思いました。
近年、川魚に慣れてきたという帰来もある。生活習慣で口に合わないと思っても、食べ続けると、美味いと感じるようになるんだよね。

佃煮の歴史を調べると、諸説あるのですが、古くは、豊臣秀吉が陣中見舞いに配った甘露煮が全国に広まったとも言われています。
徳川家康の佃島の話も有名ですけど。。。。茨城の佃煮は、東京の佃煮から技術を導入したみたいですね。
でも、味の追い方は甘露煮に近いかな。

今回オジャマしたのは、8月の末。
白魚やワカサギもあったけど、
白魚やワカサギは、年魚と言われ一年で一生を終わらせる魚です。新モノの魚は、まだまだ、魚体が小さいですね。
もう少し寒くなってきたら、身もふっくりしてくるかな。

ああ! そうだ! 先日 ひたちなか市の那珂湊魚市場で物色していたら、霞ヶ浦産の生ワカサギが売ってたなぁ 買わなかったけど。
意外と、その地域で売れなくても、別な地域で売れる場合があるんだよね。









2012年8月24日金曜日

ムラサキウニ(創:茨城県水戸市)

ウニを食べたからって、わざわざブログにアップするようじゃ初鹿野もネタ切れか?
笑わんでくれい。。。。

う~んっむっむっむ!

今年のウニは、例年とは違うんだよね!!!
ウニの当たり年だな! 大当たりだよ!
生まれて初めてかも?

まずはこれ見て!
ムラサキウニ(通称ガゼ)

身がビッシリ! \(^o^)/
今回食べた(写真とった)のは、水戸市にある「創」だけど、
今年は、どこで食べてもウニは
当たり!
大当たり!
だね \(^o^)/

これだけの品は、例年だと、何十個に1個程度だけど、
今年は、どれもこれもこんな状態だ!

しかも! っだ!
もう8月のお盆を過ぎてるの、この写真の状況なんだよ!
ほんと! もう ビックリ! \(^o^)/
例年だとお盆過ぎるとウニの身がスカスカになってくるの

ボクは、海岸育ちなので、ウニやアワビはあまり珍しくないのだが、今年のは、例外だなあ。


ウニといえば、バフンウニが有名だけど、このウニはムラサキウニという種類です。ボクが食べるのは、このムラサキウニ!通称「ガゼ」って呼んでます。
方言なのかな???

ボクの住む平磯町の人間は、原則、バフンウニを食べません。
当然ですが、ボクもバフンウニを食べません。

これホント!
平磯町に住む生き物でバフンウニを食べるのは、カラスくらいです。
ホントだって!
ボクの部屋の窓から見ると、カラスがバフンウニを食べてるの!

むか~し、なぜ? 自分はバフンウニを食べないのだろう?
と不思議に思い、漁師の方をはじめ、友人知人親戚親兄弟と周りの人に聞いてみた。
そしたら、周りの人も食べないし、食べられないとか、毒があるとか、逆に「えっ? 食べられるの」って聞きなおされるくらいなので調べてみた。

バフンウニは、水温が高くなると苦くなるんだそうな。茨城の海岸では、バフンウニの身がつまる時期と、苦くなる時期が重なるので、バフンウニは食べられないという経験則が生まれたんだな。
馬糞の味がするから食べないのではないらしいということが分かった!

まあ、なにはともあれ、今年、茨城でウニを食べた人は、チョーラッキーかも



















2012年8月22日水曜日

奥久慈しゃもの焼き鳥(だいこん:茨城県大子町)

自称郷土料理研究家(?)初鹿野です。

意外と奥久慈(大子町)には、奥久慈しゃもの専門店って少ないんだよね。取扱い店は多いけど。。。
田舎(=人口が少ない)だと専門店化するのがすごく難しいからかな。

専門店は、値段も高くなるし、地元のお客様が入りにくくなるので、繁閑期の差が大きくなるという傾向があります。
当然ですが、経営効率が悪くなるんだよね。うまくいく場合もあるけど。。。。

そんな中で頑張ってるお店のひとつ。。。。
ここ! だいこん さんです。

むむっ!!! この店構えは、、、、、、、
どう見ても 元ブティックだ!

地元の人に聞いたら、なんでも元服屋さんだったんだって。
正解! (^o^)/

奥久慈しゃもの「焼き鳥」の専門店
ボクのハンドルネームが「焼き鳥」なので、チョット親しみを感じます。

とりあえず、ご注文は、といいますと、

「メニューにあるシャモの焼き鳥全部チョウダイ!」

ああっ‥‥‥
またやったか‥‥
普通のネギまや、ささみ何ぞはモチロン、ソリ(もも肉の付け根)、ボンジリ(尾の付け根)、セセリ(首の肉)、ベタ(背中の肉)等等等

ささみ

ねぎま

ボンジリとセセリ

手羽先

ベタ

ソリ

写真撮りきれなかった。。。。(T_T)
酒ばっかり飲んでるからだよ。。。。。。

でもこれらの語源って面白そうだよね。
セセリ(首の肉)は、ネック(首)ともいうけど、せせる(ほじるの意味)から転化したんだろうと、安易にわかるよね。

ボンジリは、ボンボチともテールともいうなあ。尻尾についているボンボン(丸い物の意味)からだろうか? 不明

ベタは、なんでかな? ネットで調べてもわからんな?
ボンジリの近くの皮の部分なんだけど、たぶん、脂が多くてベタベタしているせいではないだろうか?
まっ、想像の域をでないですが。。。。。
ご存知のかたがいたら教えてください。

ソリも意味ワカンねーし! これをネットで調べると、
ソリレス???の略だそうな。
もともとフランス語の股関節という意味!
ホントかよ。。。。
急にフランス語なの? なんで (?_?)

だいこん さんは、内臓の焼き鳥はやってないんだね。砂肝、キンカンとかハツ、レバーとか。。。
内臓系は、足が速いからな。それに冷凍すると極端に味が落ちるし。。。。まあ、正解なのかしらね。。。

もう少し、量感があるとうれしいのだか。。。
奥久慈しゃもは原価が高いからね。。。。
痛し痒しというところでしょうか。

また、機会があれば、お伺いします。
ごちそう様でした。。。 合掌

しばらくの間は、ボクのブログも奥久慈しゃもシリーズで行ってみようかしら












2012年8月20日月曜日

サザエのつぼ焼き(初鹿野自宅:茨城県ひたちなか市)

え~ サザエをゲットしました。

そっ言われれば、サザエなんて、ここ数年食ってないな。。。。
なぜだろう。。。  (?_?)
高いからか?

兎にも角にも、つぼ焼きでしょう。。。。
サザエのつぼ焼き

ジャジャアーン!!

フツフツいってきたところに、
醤油を タラリっ  

おお! ウマそうじゃないですか。。。。
見入ること暫し。。。。。。。

そんでもって、この香りが、、、、
カァ~ 早く食いたい。。。。。
のど元を生唾が「グビリっ」と鳴く。

喉(のど)が鳴いてるんだよね。。。。
可哀そうな自分  (T_T)

そしてだ!
串を刺して、、、、、クル、クル、クル、、、、
サザエのつぼ焼きの中身です
こうなる!!!

先っぽの緑のところは、磯の香りがいっぱいです。
身はシコシコでgood!

ボクは、茨城県ひたちなか市平磯町生まれなんだけど、
この地域の人は、面白い風習があります。

今の若い人たちはわかりませんが、、、
古くからの住民は、
海藻を餌にする草食の貝は食べるけど、死んだ魚などを食べる肉食の貝を食べないんだよ。
肉食の貝を「なんばん」って言って、
毒があるとか言われています。
肉食の貝は、殻が斜めになっていて、形もチョット違うんだよね。。。。

なぜか!!!
想像するに、
海で溺死体が上がった時に、ツブガイとかが死体にビッシリついているせいではなかろうか?

てなわけで、平磯生まれ、平磯育ちのボクもやっぱり好んで食べません。

そんなこんなで、やっぱり草食の貝はオイシイなとつくづく思います。
でも、やっぱり、サザエよりアワビがいいな!!




2012年8月18日土曜日

ヒラツメガニ(新屋で購入:ひたちなか市)

いや~しばらくブログ書いてないです。m(_ _)m
ちょっと具合が悪かったので。。。。。

今度は完全復活なるか。。。。

こんかいご紹介は、ボクのソウルフードのひとつ
ヒラツメガニです。
一番後ろの足(ツメ)が平たいから、平たいツメのカニというんだって。

ボクの住む平磯町では、シラツメって呼んでます。
訛ってるだけだね (*^_^*)

その他にも別名が、マルガニ、エッチガニ、ヒラガニ等等。。。
色んな言い方があります。
なんでエッチガニっていうかというと、
甲羅の真ん中の模様がアルファベットの「H」のようだからだそうな。
ワタリガニの仲間らしい。

最近じゃズワイガニや毛ガニのような大型のカニがもてはやされているが、ボクが子供のころから慣れ親しんでるのは、ヒラツメガニです。値段も安いしね!

ゆでるとこうなります。

中身は、こうなってるの。

味噌たっぷり!
今回はオス。残念ながらメスが売ってなかった。
メスだとこの時期卵を持ってるんだよね。
でも身は、オスの方が旨いんだ!
どっちか片方と言われると悩みどころです。

本当にウマイもんは、単純な料理が一番ウマいね!

まあ、なんやかんやで、カニでも食って復活しようか