2012年1月7日土曜日

手造りみそ(石塚糀店:茨城県常総市石下)

自称郷土料理研究家(?) 初鹿野浩明です。

今回は、手造りにこだわった味噌屋さんです。
石塚糀店の手造りみそ(いしつかこうじてん の てづくりみそ)
手造りみその醸造・直売のお店です。
石塚味噌店ではありません。石塚糀店です。

糀という漢字は、麹ではだめです。
手造りも、手作りではだめです。
味噌屋なんですが、糀店です。

特上 石塚糀店の手造りみそ

ボクは、手造り(手作り)に「こだわっている」という企業では、
いつも、こんな意地悪な質問をします。

「なんで、わざわざ、手造り(手作り)しなくちゃならないんですかね。」
とか、
「機械化した方が、出来上がりの商品が安定すると思いますけど。」
とか、
「もしも、お金があったら、機械化しますか?」
このような質問をしてみます。

するとここの社長さん、少しムッとした顔で、
「糀を混ぜる機械はあるんだよ。使わないだけ。
あなたに、判ってもらえるかどうか知りませんが‥‥
糀というのは、生きていて、場所場所によって、温度とかが違うんだよ。
機械で均一にかき回したら、均一な糀ができないんだよな。
目や、手の感触で、ほぐしたり、寄せたりすることで、糀が均一になるんだよ。
均一な糀を使った味噌は、口当たりのいい味噌になるんだ」

と、少しご立腹気味でのご回答。。。。。

ここの社長さんの「こだわり」は、本物だあぁぁぁ
機械化しない理由を、即答できる社長さんって、意外と少ないんです。
一般的には、機械化したいけどできないのが本音です。

大変失礼しました。 m(_ _)m

でも、すごく勉強になりました。
「機械で均一に混ぜると、均一にならない」
という言葉に感動   ( ..)φメモメモ

社長さんに色々とお話を聞くと、
味噌の味を大きく左右するのは、
糀の種類と使い方だそうです。米糀を使うと、甘くなり、麦糀を使うと香りがよくなるのだそうな。間違ってたら、スマン。
そんでもって、糀の量を多くすると味がよくなるんだって。

また、豆糀というのあるんだって。ここでは使ってないけど。

なるほど、糀にこだわる味噌屋だから、
石塚味噌店ではなく、石塚糀店なのね (*^_^*) 納得

手造りみそ醸造直売(石塚糀店)
さらに、
ここは、他店のように、速醸(温度を高くして、醸造を速めること)というのはやらないそうです。
最低でも1年かけて、じっくりと醸造させています。
じっくりと醸造した味噌は、塩味(えんみ)が丸くなります。

今の時期、冬は、ちょうど仕込みの時期です。
忙しそうでしたね。

ちなみに、ここは、有名人や著名人もけっこう買いにくるそうです。
ただ、社長が、そんなことには、あまり気にしないという話も聞こえてきます。

糀が自慢の味噌屋さんということで、ふと店内を見ると、
ありました。最近、流行の「塩糀(しおこうじ)」

塩糀(しおこうじ:石塚糀店)
思わず購入‥‥
これを使って、さて、何をしようかな?


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http://hatsukano-hiroaki.blogspot.com/2011/08/blog-post_3748.html








1 件のコメント:

  1. 埼玉に住む清水と申します。
    先日、ドライブの途中に糀味噌の看板を見つけてお味噌を購入し美味しさに驚いた者です
    これからも色々な投稿を楽しみにします。

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